遂に・・・『絶叫学級 転生』の20巻を買いました。
特に強烈だったのは、『山姥』と『○○家族』でした。『山姥』は(ネタバレで恐縮ながら)ハッピーエンドなんですが、情報格差というものを、思わず考えてしまいました。もし、渉ちゃんがスマホを持っていなかったり、相手の正体を見破られる位の知識がなかったりしたら、一体どうなっていたのか・・・。何とかして九死に一生を得た渉ちゃん、運や生い立ちといったものをちょっと考えてみたらいいと思います・・・。渉ちゃんにあった能力が無いせいで、犠牲になった子供も沢山いると思うので・・・。
そして、『○○家族』ですが、ドラえもんの「いたわりロボット」と「しごきロボット」の関係を思い出しました。ネグレクトと過干渉を足して二で割ったような、歪んだ愛情を受けて育った少年が、ようやくその異常性に気がついて救われた・・・と思いきや、更なる虐待が待ちうけてることを示唆する終わり方・・・。正直、児相ってどうなってたんだろうか・・・。
つくづく、子供がリアルで親から暴行されたり親を殺したりする事態はあるわけで、こういうことをホラーとして楽しめるのは、そんな環境で育ったことが無かったからだという幸せを、痛感しました・・・。