グリーンマイルという映画では、パーシーが電気椅子に座ったデラクロワを故意にスポンジを濡らさずに処刑した（結果として、ちゃんと通電ができずに悲惨な死に方をした）後、みんなの前で「スポンジを濡らすなんて知らなかった」と言い訳するシーンがあります。すると、刑務所長のハルが「じゃあ、君は便座を上げろといわれるまで、ずっと便座の上に小便をするのか！？」というんですよね。処刑の際にスポンジを濡らすことくらい、いわれなくてもわかる常識でしょと。
で、昨日バスに乗った時、走ってる間中、ずっと運転手さんの注意放送が流れていたんですよ。このバスは前降りだの花粉症に注意しろだの、走行中は手摺に摑まれだの・・・幼稚園の交通安全教室のような過剰な注意放送は、もう日本の公共交通機関の象徴的な部分だとは思いますが、そういう所でグリーンマイルのハル所長のセリフを思い出すわけです。
まあ、学生時代に『うるさい日本の私』をよく読んでいた影響もあるんでしょうが・・・もっとも、私も不注意故に失敗することはよくあり、人のせいにしてしまう弱さもあるんですが（笑）