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2024年4月30日火曜日

女の子だけの話

 最近、Xを見ているととある児童書のマナー本がバズっているのを見ました。まあ・・・自分も身だしなみとか、自信ないからなあ(汗)絵を描いてりゃいいじゃんで、許されてるっていう甘えがあるかもしれんし・・・。気をつけないと・・・。

ということで、女の子向けのマナー本って、最初に書いたものだけではなく、色々あるわけですが、他のポストで呈された疑問のように、どうして女の子だけがそこまで身だしなみや作法を(しかも小さいうちから!)叩きこまれなきゃ・・・と思うわけです。こういう所が、男の子は「やんちゃ」で済まされている不公平は存在するわけで・・・。 『ふたごチャレンジ!』シリーズであかねちゃんが抱いていた「女の子や男の子はこうあるべき」という考えに対する怒りを思い出しました・・・。それと、『昭和オトメ御伽話』で、戦前の女性は夫を立てて何をされても怒ったり泣いたりしてはならず、家事ができで丈夫な体、よく働くのは当たり前・・・みたいな説明もあったし・・・。

それに、これは私のお気持ちですが、このポストが一番児童書コーナーの現状況を指摘してるなと思いました。まあ・・・就職もしたことがなく、ビジネスマナーも微妙・・・な私がいうのもなんですが、子供はトライ&エラーで成長していく、それをゆっくり見守るという前提がなく、大人社会への適合を鞭を振るって急かすようなやり方が正しいのか・・・。子供の不器用さにまで大人目線の職場教育みたいなものを向けるのは・・・世知辛いなぁと・・・。

特に、こうした本が持て囃される中で、ASDや劣悪な環境で育つ子への差別意識みたいなものが、遠回しに匂うのも・・・と感じました。

もしかすれば、こうした本がバズる程、子供への目線は更に余裕がなくなっているのかな・・・とも・・・。でも、そういう所から子供にまで※潔癖や高度なサービス精神を求め、都合の悪い部分を漂白することを嬉々として推奨してると、いずれどこかでしっぺ返しがくるのでは?とも・・・。

 

※それは熊代 亨氏の『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』で指摘されている通りなのですが・・・。