高校生の時に、『北斗の拳』という漫画をよく読んでいました。好きなキャラクターはトキとかフドウだったりします。
で、なんか興味深い記事を見つけたんですよ・・・。確かに核戦争後の秩序が崩壊した後の世界で、戦いの中でしか生きられなかった人間(主に男達)のドラマは胸に迫るものがありました。ですが・・・やっぱりケンシロウにやられるモヒカン(チンピラ)達と、ラオウやサウザー達の所業は50歩100歩じゃないの?という違和感がありまして・・・。無抵抗な人間殺してるし・・・。特に弱い子供を奴隷にしていたサウザーには、アミバやジャギにみんなが抱いていた感情がありました・・・。
で、こういう所から(引用先の記事で書かれている通り)「判官贔屓」・・・みたいな言葉が、頭の中にうっすら浮かび上がるわけですが・・・。「あの事件の犯人は自己責任を強いる社会が生み出した」とか、「元首相を銃撃した犯人は宗教2世だったから、彼の気持ちはわかる・・・」とか・・・。
だからこそ、犯罪に関しては同情すべき境遇や同情があっても、悪は悪としてしっかり断罪しておく・・・ということも重要なのかもしれません。まあ、自分だって二次創作とか模写という「犯罪」を犯しているわけですから、明日は我が身の部分もありますし・・・。
なお、上に書いた二つの事件ですが、「テロ」なんて気安く形容している裏で、本当は自分が望んでいたユートピア像がこのような形で実現するチャンスが訪れたことに、ポジティブな興奮を覚えてるんじゃないかと疑いたくなります。なんかそれらに関係したアンソロジー集を読んでいると・・・。