早速ながら、『ふたごチャレンジ!』の8巻を読みました。いくらなんでも・・・世の中には個人の努力ではどうしようもできないことがあり、その中でベストを尽くすしかないということを思い知らされた・・・そんな話でした。卒業式に関しては、かなり私は受動的だったし、寧ろ別れの感慨というよりかは、特に中学では勉強が難しくなるらしい、それに適応できなかったらどうしよう・・・という不安の方が大きかったです・・・。まあどうせ、受験で選抜される私立とか付属みたいなものじゃなくて、誰でも入れる公立だったしなぁ・・・。
で、主人公の双葉姉妹が疑いをかけた豆田校長ですが、知らん間にちょっといい人に落ち着いていないか・・・?と思いました。それ・・・左野先生とか教育委員会とかマスコミとかに訴えんかったんかな・・・とも・・・?
誤ったジェンダー観で、男女で入れるクラブを決めたり、養護教諭にパワハラをして学校に行けなくしたりするような人物には、(ホワイト革命が行われてから)停職とか懲戒免職処分とかいった「大人の世界における処罰」が子供達や先生の為に必要だったのでは・・・と思います。
それに、小学校の統廃合に関してですが、誰かを疑うこと・・・について深く考えてしまいました。大学の授業で(「12人の怒れる男」を観させられた上で)「疑わしきは罰せず」という言葉を知ったのですが、 あの状況で双葉姉妹が豆田校長を疑うことは仕方がなかった・・・ともいえますし、素行や印象ってすごく大事だな・・・ということを思い知らされました。最も、豆田校長のいう通り、統廃合は自分の一存(つまり校長という立場を利用して)じゃ決められないという話なのですが・・・。だからホワイト革命のリベンジじゃなかったということで・・・。
でも・・・誰かを疑う行為というのは一番厳しい責任と覚悟が課される行為だなと思うのです。
ふたごチャレンジではあの程度で済みましたが、現実社会においては松本サリン事件や袴田事件のように、個人の人生を破滅させるくらいの力を持っているわけです。だからこそ、相手がクロだと思ったときは慎重に・・・と思うわけです・・・。