ロボットが出てくる映画が結構好きで、色々ネットを漁っていると「きみへの距離、1万キロ」という映画を見つけたので、早速観てみました。ロボットもストーリーにあわせて、安直にガン〇ムライクなドンパチをやらず(できないタイプ)にどう状況を解決していくか?に焦点が合わせられていたので、そこも好きだったというか・・・。
ですが、多くのレビューが指摘していたように、主人公であるゴードンの行為はかなりのストーカー紛いだと思います。しかも、同僚に睡眠薬まで混ぜてまで自分(と好きになったアユーシャ)の恋を成就させようとする所は、ちょっとドン引きというか・・・。
それと、相手が不本意な結婚を強いられている立場だったとしても、所詮は赤の他人であり、紙一重の差で良かれと思ってした行為が、いらないお節介となる可能性だってかなりあるわけです。だからこそ、他人の問題は割り切って無視することだってベストだということもあり得ます。
そういう犯罪スレスレの所から自分の正当性を何とか訴える危機感・・・みたいなものは、『夢でなければ』という小説にもあったな・・・というか・・・。
で、私は割り切って無視することだってベストだとは書きましたが、そこら辺を突き詰めていくと、かなりイヤ~な思想にたどりついてしまうというか・・・。
そこら辺を書いていくと、かなり面倒なことになるので止めときますが、何か社会について「合理的正しさ」を金科玉条のように振りかざし、人権思想や民主主義に対して罰当たりな言動(要するに逆張り)をわざとして、優等生ぶるような言動につながっちゃうので・・・。