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2024年7月27日土曜日

やっぱりそっちの方が説得力がある

 まあ、昨日の文章でデートレイプの漫画を見たと書きましたが、『保険の授業聞いてなかった奴』です。ここで読めます。加害者の親も何やってんだろうかと・・・。それと、『鬼畜の街』も読んでました。「強姦ってのは/その後も精神を/繰り返し犯す/心の殺人だからな」・・・(当たり前故に)かなり重いセリフです。

まあ・・・ ここでも書きましたが、自分だって完璧な存在じゃないという自戒も込めて敢えてまた書きます。(昨日の文章といささか被っちゃいますが)性について正しい知識を持っていない、悪い行いがなぜいけないのかわからない、そんな子供達に付帯被害を与えかねないメディアが与えられている状況に疑問を呈するどころか、タブー破りやショッキング優先の快楽ありきで持て囃されている傾向を考えれば、最初に挙げた2作品のように「ダメなものはダメ」と性に関してセンシティブなこと関して、その逸脱を叩き潰す作品の方が余程大事だと思います。そういうことは『電○が○っている』みたいな作品を礼賛しているような大人から見れば、つまらなくてダサいものかもしれませんが、自分達は「つまらなくてダサいもの」を否定する権利があるなんていえるのは、常に「つまらなくてダサいもの」を守らなくても傷つかない加害者、つまりパブリックエネミーの立場だからです。

なんか言い過ぎみたいな気もしますが・・・児童書や(子供向けの)漫画というフィールドがこういう状態なのに、コミックLOとかそこで長期連載されていた『マコちゃん絵日記』という漫画が、子供に対する性暴力や恋愛の悩みについて、真摯な問題提起をしていたのは極めて皮肉だな・・・という気持ちを持っています・・・。