最近すみません、ちょっと何か連続してネガティブなことばっかり書いてしまって・・・。まあ、色んなことが重なって感情的になってしまったというか・・・。
まあ、あれはずっと前に書いたことと矛盾しとると思うし(汗)気にせんかったらそれでいいのにと・・・。
で、話は変わりますが、『チョコレート工場の秘密』や『マチルダは小さな大天才』で有名な作家、ロアルド・ダール氏のことについて書いていきたいと思います。
ダール氏の作品の一つに、『ぼくのつくった魔法のくすり』という作品があります。
なんか常に不機嫌で、周りに不平不満ばかりをがなり立てるおばあさん(所謂小姑)が出てきます。そんなおばあさんの被害にあっている主人公の少年は、彼女を変えるべくシャンプーや石鹼など、色んなものをまぜこんで薬を作ろうとします。はい、素人療法の恐ろしさがわかりますね(笑)
で、最終的におばあさんのような人間がどういう結末を迎えるか、かなりブラックな展開が用意されています。
このように、ダール氏の作品はちょくちょく悪い大人に制裁を加えるような作品がありますが、山中 恒氏や宗田 理氏のような「悪い大人を、爽快感たっぷりにやっつける」というものではないと思います。むしろ心理的虐待をテーマとした信田 さよ子氏や、スーザン・フォワード氏の本を読んでいるような、リアル精神暴力への被害者に寄り添うような生々しさを感じるんです。
まあ、そういうのでインパクトに残っているのは、他には『マチルダは小さな大天才』とか、『いじわる夫婦が消えちゃった!』とかなんですが・・・。